TAPP

仕組みを、やさしく。

TAPP が何をしているかを、たとえ話で説明します。くわしい技術の説明はトップの「仕組み(くわしく)」にあります。

一言でいうと、図書館の貸出カード

本を借りるとき、カードに「誰が・いつ・どの本を」と書きますよね。TAPP はそのカードです。ただし、ふつうのカードと違うところが 2 つあります。

違い 1:カードは、町の掲示板に貼る

学校の中ではなく、誰でも見られる町の掲示板に貼ります。だから後で「そのカード、あとから書き足したんでしょ」と言われても、「あの日に掲示板に貼ってあった。誰でも見られる」と答えられます。貼ったカードは、貼った人にもはがせません。TAPP にもはがせません。

掲示板の正体:Sigstore Rekor。Google や GitHub がソフトウェアの署名の記録に使っている、公開の帳簿です。

違い 2:掲示板に、本の中身は貼らない

貼るのは「誰が・いつ・どの本か」だけ。本そのものは、あなたの手元にあります。掲示板を見ても、中身はわかりません。

「どの本か」の正体:指紋。ファイルの中身から作る 64 文字です。1 文字でも違えば別の指紋になり、指紋から中身は戻せません。

何が起きているか、3 コマで

作る・保存する 1

作る・保存する

いつも通りに書いて、保存する。記事の最後に自分の 1 行を貼っておく。エディタもブログも変えない。

指紋をとる 2

指紋をとる

TAPP がその版の指紋を計算する。本文は送らない。送るのは指紋だけ。

掲示板に貼る 3

掲示板に貼る

指紋と時刻を Sigstore Rekor に登録する。登録の受領証を確かめてから、完了。

この 3 つが、保存のたびに繰り返されます。だから「1 版目、2 版目、3 版目」と、直していったあとが順番に残ります。

なぜ「先に作ったのは自分だ」と言えるのか

宿題の話にします。友達の宿題が、自分のとそっくりだったとしましょう。相手はたぶんこう言います。

TAPP は「誰が悪い」とは言いません。言うのは「この日に、この版があった」「この人に、この日に渡した」という事実だけです。判断は、読む人(あなた、相手、必要なら弁護士)がします。

TAPP が言わないこと、できないこと

TAPP は「防ぐ鍵」ではありません。「先に作ったのはあなただ」という事実を、消せない場所に先に書いておくノートです。

何かあったとき、そのノートを持っていけばいい。

自分で確かめられる

記録は、TAPP を信じなくても確かめられます。検証ページに記録の番号を入れると、「開示情報」(記録 R と乱数 s)と、掲示板の実物へのリンクが出ます。自分で指紋を計算して、掲示板の値と同じかを見比べられます。計算の手順は使い方にあります。

人に渡すとき(事業者向け)

企画書やデータを人に渡す側は、渡す前に相手に規約を読ませます。相手が同意した瞬間に「誰に・どの規約で・何を・いつ」をカードにして掲示板に貼り、それから渡します。順序は逆になりません。貼れなかったら渡しません。→ 渡す

残るもの・残らないもの

指紋から本文は戻せない。本文の置き場は今まで通り、あなたの手元。

押してみる 実物を見る

自分の製品に組み込む開発者へ:https://tapplog.com/guide.md を、あなたの開発 AI(Cursor・Claude Code など)にそのまま渡してください。AI が確認事項を返し、票を切って実装します。人がやるのは鍵を入れる・deploy する・最後に 1 回開く、の 3 つです。